「先輩就活よもやま話。」【若手社会人編】

「先輩就活よもやま話。」【若手社会人編】
こんにちは! 学生ライターの中本です。
今日は、このサイトの運営をお手伝いしてくださっているアドバイザーの谷吉一樹さんに、
普段の仕事を通じて、どんなことを実現されているのか話を聞きました。


――谷吉さん、簡単に自己紹介をお願いします

株式会社LIFULLという会社でWEBマーケティングの仕事をしています。
個人としては、「キャリアのことを中高生から考えて動ける社会」の実現を目指して、
キャリア教育分野での事業立ち上げを目指し、社内での企画提案やヒアリングを行っています。
また、教員や教育に携わる方が集まって話し合うイベントの運営なども行ってきました。


――ビジョンをもう少し具体的にご説明いただけますか?

中高生が、自分の将来を考えるための職業体験や社会人との接点を提供する事業を作りたいなと思っています。大学進学までは、塾や高校が後押ししてくれるけど、「自分が何をやりたいか」「将来どういう大人になりたいか」といったことは、家庭や学校では教えてくれない。そういったものに出逢う体験を作っていきたいと思っています。


――それを始めようと思ったキッカケは?

自分自身、就職活動中、初めは全く「やりたいこと」なんてなくて、そんな時、もっと早く仕事や将来を考える機会があればなぁと思ったのがキッカケです。就職活動中は、周りを見ていても、「やりたいこと探さなきゃ病」で悩んでいる人があまりに多くて……。

そのような中でも、自分が、最後には明確に軸を決められたのは、中高生のときの大人との出会いや社会との接点があったからなんです。具体的には、地域の小学生向けに英語塾をやっていたときに保護者の方の話を聞いたり、株式投資を中学生で始めてから経済ニュースで起業家のかっこよさに触れたりした経験は、今の自分を作っていると思います。だから、そういう機会をもっと増やしたいなと思いました。


――具体的には、どんな就職活動だったんですか?

大学3年の6月くらいから短期インターンを受け始めて、周りからは「意識高い」と言われていたんだけど、実はその時期はまだ、「軸」が定まっていなくて……。何がやりたいのか全く分からないまま進んでいました。



ようやく定まり始めたのは、大学4年の4月になってから。
それまで長期のインターンや、ボランティア系の学生団体を運営していたのだけれど、「やばい、まだ全然やりたいことが決まっていない!」って気づいて、そこから本気で自分の本当にやりたいことを考え始めたんです。

自分の「やりたいこと」を必死で考えていった時、親が塾を経営していたことや、親に進められて中高生のときにやっていた、ボーイスカウトや株式投資の経験が今の自分を作り上げていると気づいたんです。

そういった経験を中高生に提供する教育の事業をやりたいと思い、社内ベンチャーの起業提案制度があり、実際に取り組んでいる人も多い、今の会社に入ったんです。


――今はWebマーケティングの仕事をされているとのことですが、将来やりたいこととの繋がりはありますか?

僕は、リクルーターとして就活生の面談も行ったりしているのですが、この質問はとてもよく聞かれます。僕自身は、今の仕事をしていてよかったと思うし、すごくつながりを感じていて。事業を作るなら絶対にマーケティングの知識は必須だし、Webマーケティングで培われる数字を見る力も間違いなく役立つと思っています。

あと個人的には、どんな仕事をしていても、自分が何の意味を見出すかで学べるものも違ってくると思っています。だから、就活の先を見据えて、どんな企業に行くとしても自分の軸を作っていれば、内定後・入社後の働き方も変わってくるはず。




――なるほど、仕事も向き合い方次第で学べるものが全然違うということですね。本当にそう思います。

仕事に無理やり自分を合わせるのではなく、自分のやりたい方向に仕事がどう「使える」かを考えていくのがいいかな。そういう意味では、まず軸を定めるってことはすごく大事だと思う。それがないと、どう仕事をその軸につなげていくかも分からないから。


――周りの就活生を見ていると、その軸探しがまさしく難しいという子も多いのですが…

個人的には、学生時代に「やりたいこと」なんて伝えられる人の方が貴重なので、全然問題ないと思います。ただ、大切なのは、①漠然とでも大事なものを見つけること、②その大事なものを深める・拡げる体験を積むことの2つが大事。

まず、漠然とでも、気になるテーマをとにかく探すこと。自分の場合では、「教育」というテーマは決まっていたんだけど、それをもとに何をしたいかは正直、就活のときは全然決まっていませんでした。そこから、色々なイベントに参加したり、人に会ったり、本を読んだりして、ようやく先程お話したような具体的なビジョンにつながっている。

特に、人に会って、自分のやりたいことを下手くそでも形になっていなくても伝えていくのは一番大事です。必ずそこに対して反応がもらえるから、その反応を通して自分の思わぬ視点を広げられます。ちなみに、この機会として就活での面談を使っていくのもすごくいいんじゃないかな。


――ありがとうございます。それでは最後に、これから働く学生たちに何かメッセージをもらえますか?

これから、仕事のことを考えるにあたって、自信がなく憂鬱になることがあると思います。そういった時、会社ありきで自分のやりたいことを考えるのでなく、漠然と思っているやりたいことに気づいて、それを深める・拡げる体験を積み重ねていってほしいです。その経験があれば、どんな会社に入っても、会社を「使う」という視点で、自分のやりたいことを追求する仕事ができると思います。


「就活先輩よもやま話。」編集後記 〜学生ライター中本の視点〜

シゴトに自分を合わせるのではなく、やりたいことをやる上でシゴトをどう使えるかを考える。
その視点を今まで持っていなかったのでとても新鮮でした。
谷吉さん、ありがとうございました!!
中本れみ

Writer

中本れみ
Remi Nakamoto
アルバイト代のほとんどを、カレーとTSUTAYAに貢いでいます。暮らしを豊かにするものづくりがしたい。趣味は日没二時間前のお散歩と、フィルムで写真を撮ること。
▶中本れみの記事を読む