社会人って充実してるの?アンケートを取ってみた

社会人って充実してるの?アンケートを取ってみた
 
こんにちは、ライターの阿部です。私は現在、大学生3年生です。大3ともなると授業日数も減って余裕ができるかな⋯⋯と思っていたのに、進級して約半年、毎日忙しい日々が続いています。
というのも、3年なのに必修授業の嵐、レポートの山、サークルでは最年長、ゼミでは屋台骨、合間にバイト⋯⋯と、相変わらずやることばかり。もちろん友達と遊びに出かけたりもしたい。そうなると毎月スケジュール帳が真っ黒。楽しいことばかりではないけど、毎日充実しているなあ、と感じる。
 大学時代がこんなに充実していると、ときどき不安になる。

「もしかして社会人生活ってそんなに充実してないんじゃないの?」

と思ってしまう。大学生はサークルやバイトで自由にいろんなことができるけど、社会人は会社に行って働くことに縛られてる。コミュニティを増やすのだって難しそうだ。趣味でいろんな活動ができればいいけど、そもそも趣味の時間って取れるの?
 というわけで、アンケートを作って先輩社会人たちに聞いてみた。
アンケートは「社会人生活と大学時代の生活ではどちらが充実していたか?」という質問から始まり、どうして充実していると感じるのか、充実するためには何が必要か、などなど。転職の可能性なんかも聞いてみた。対象年齢は20代が中心。大体が社会人1年目から3年目だ。(知り合いをツテにアンケートを取ったので偏りは否めない⋯⋯)

 結果はざっくりと、こんな感じ。



 思っていたよりも多い。さらに「充実してると感じるようになったのは大学卒業後からいつごろですか?」という質問には「1年目」や「1年」以下という回答が73.3%も占めていた。早い人では2か月で充実感を得られていたらしい。
 正直、「1年目なんて下っ端の使い走りだし、慣れないことも多くてしんどいんじゃないの?」って思っていたから、意外な結果に驚いた。
「充実してると感じる理由」は、だいたい「金銭面で自立したから」「人脈の多さや仕事で社会に参加してると感じるから」「やること・時間・目的が決まっているから」の3つに分けられた。
時間が決まっているからという意見は思いつかなかった。大学生の自由さは価値がある。その自由の中でいろんなことができて、いろんな人に会える。でも、それは自分でスケジュールを組まなきゃいけないから自律が必要だ。大学生みんなができることじゃない。(そう思うのは怠惰だろうか⋯⋯?)いくらでも何時間でもプライベートな時間としてだらだら過ごしてしまうし、逆もまた然り。労働に縛られるのは働くことのデメリットだと思っていたけど、オンオフを切り替えられるという意味では悪いことじゃないのかもしれない。
 大学時代のほうが充実していたと答えた人には、「今後、社会人生活が充実すると思うか」と聞いてみた。ほとんどの人が、「自分が仕事を動かせるようになったら充実してくると思う。」「慣れてくれば。」など、期待があふれる回答だった。
転職の可能性とその理由の回答を見てみても、単純に「やりたいことがまだ見つかってない」や「自分の時間がなくてつらいから」などで、働くこと自体を辛いと思っている人はいなかった。
今の仕事にやりがい感じるかを5段階に分けて聞いてみた項目では、75.8%が「とても感じる」「どちらかと言えば感じる」と答えていた。未来はなかなか、わたしが思ったより希望があるのかも。




 

一方で、手放しでは喜べない結果も。
 回答した社会人1年生のほとんどは今後、社会人生活が充実することを期待していたけど、社会人2年目、3年目の回答はまちまちだった。
ある社会人3年生は1年目から社会人生活に充実を感じていたが、別の社会人3年生はこれから社会人生活が充実することを期待していた。1年生がこれからを期待するのとはちょっと重みというか、意味が違う気がする。「じゃあ何年目で充実を感じられるの?」と思ってしまう。
 もしかしたら社会人の中にも、「1年目から充実感がある人」と「充実感を得るのに時間がかかる人」と分かれるんじゃないだろうか。それはたまたま入った会社のせいかもしれないし、もしかしたらその人の気質かもしれない。働くことの真理を見てしまった気分⋯⋯。
 このままじゃこの記事、なんにも得るものがないな!
というわけで、アンケート結果を同じ学生ライターチームに見てもらった。すると、「充実ってなんだろう?」という疑問が出てきた。「予定が詰まってると充実」「自分の時間が持てることが充実」「お金をもらって自立していることが充実」など、人によってさまざまな「充実」が出てきた。実はアンケートの「生活を充実させるためには何が必要だと思いますか?」という質問に、こんな回答も。




 私の場合、「目的のない暇な時間がないことが充実」「自分の時間が持てることが充実」だと思った。「目的のない暇な時間」を無くすためにはやっぱり、趣味が必要だ。目的と言っても壮大なものじゃなくていい、「このプラモ完成させる!」とか、「夏コミに同人誌出す!」「映画を月に○本見る!」とかでいい。今の私にはサブカル寄りに散らかり気味な趣味がたくさんあるから、社会人になっても続けていこう。
 じゃあ、「自分の時間を持てる」ためにはなにが必要なんだろう?何時間をシゴトに費やせるのか、どの趣味にどれくらい時間を使いたいのか、そういうことを今から考えておくとこれからのシゴト選びに一つの基準が見えてくる。「自分について」「自分が充実できる程度について」考える時間は必要だし、すごく大事なことだと思った。
 大学生ならシゴト選びの指針のために、社会人ならこれからの人生の指針のために、自分や充実について考えてみることをおすすめします!
阿部佳音

Writer

阿部佳音
Kanon Abe
札幌出身、東京在住。趣味は音楽、映画、漫画、アニメ、写真、ラジオ⋯サブカル寄りに散らかり気味。寒さに強くて暑さに弱い。日々、何か大切そうなことを考えて生きたい。
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