学生起業家の本音、聞いてみた

学生起業家の本音、聞いてみた
こんにちは!ライターの阿部です。先日、地元の札幌に帰りました。たまたま入った喫茶店でなんと、中学校の同級生に再会。Facebookをやってるというのでフォローしてみると、プロフィール欄に「個人事業主」の文字⋯⋯。彼は学生起業家になっていた。どうしてこの学生という時期に始めたのか、得たものは何か、不安はないか⋯⋯。気になった私は、後日、電話取材をしてみた。事業の具体的なことは話せないものの、実際の声を聞くことができた。

――現在の肩書はどういったものですか?
佐藤(仮名):身分は学生ですけど、投資系の個人事業をしてます。

――始めようと思ったきっかけは?
佐藤:今は休学してるんですけど、大学にいたころ、将来は漠然としてました。何も生み出さないまま終わっていくのかと思い始めた時に、それよりも挑戦したいという気持ちが出てきました。自分の知らない世界や、やったことのないことに飛び込みたくて、ビジネスを考えました。でもそれだけじゃなくて、単純に自分で稼ぐっていうのもメリットだし目的です。たまにいるんですよ、「稼がなくてもこの環境がいいから幸せ」みたいな人。でも稼がないでないとビジネスじゃないんで、良いこと言っても。お金を稼ぐことを念頭に置かないと関わる人たちに失礼じゃないかなと思います。

――学業以外にそういったことを始めるのは勇気がいることだと思うんですが⋯⋯。
佐藤:一歩踏み出す時は勇気が必要でした。でも、大学4年間で何ができるのか考えた時に、悩んでる暇はないと気づきました。始めることを悩んでる人は、何で悩んでるのかを問いかけてほしい。今じゃなくていい、忙しい、お金が無いというなら、三年後に同じことを言っていないか?と考えてみたらいいと思います。

――休学した状態で、事業を続けることに不安はありますか?
佐藤:事業を続けられるかどうかより、何もしないことへの不安の方が大きいです。不安って、計画ができてないから不安になるんじゃないでしょうか。先のことを考えて、将来プラスアルファになることを今から作る努力をした方がいいと僕は思いました。

――休学した理由はありますか?
佐藤:優先順位を付けたんです。休学を考えてた当時は学業の他に芸術系や運動系の活動、全部で4つやっていたんですが、限界までスケジュールを詰めたんですよ、自分のキャパ知ろうと思って。そうしたら1,2ヶ月くらい体を壊しました。やっぱり人間のキャパは二つくらいが限界なんですよ。勉強は自分の成長において良いものなんですけ、自分がいま何をしたいかの順位をつけると、優先度は高くなかったです。けど、自分と同じような意識を持った人は大学内で探せばもっといたかも。その点では休学したことを後悔してます。

――起業のほかにバンド活動をしているとも伺いました。活動の幅が広いですね。バンド活動はどんな感じですか?
佐藤:出来立てなので頑張ろうって時期です。バンドつながりで有名な方とお話しする機会とかあるんですが、そういった方ほど謙虚だし人間性が良いです。バンド活動や仕事関係なく、こういう人になりたいという目標を見つけさせてくれます。

 佐藤さんは、復学するまでの一年間をとりあえずの期間と定めている。卒業後に一般企業への就職も考えているが、今はやると決めたことに集中するようだ。
 休学し起業、というのは一般的な学生にはハードルが高いかもしれない。でも、目標を決めて行動を起こすのは誰だってできる。就活を前に焦っていた私が「焦りはないのか」と尋ねると、「焦りは目標が無いから出てくるもの」と彼は答えた。
家族や友人が見守ってくれる立場の学生こそ失敗を恐れずに行動できるのではないだろうか。
阿部佳音

Writer

阿部佳音
Kanon Abe
札幌出身、東京在住。趣味は音楽、映画、漫画、アニメ、写真、ラジオ⋯サブカル寄りに散らかり気味。寒さに強くて暑さに弱い。日々、何か大切そうなことを考えて生きたい。
▶阿部佳音の記事を読む